山崎屋 今月のお知らせ

(2003年 9月1日更新)

◎8日(月)〜13日(土)は秋季休業です。
 2日(第1火)、15日(月・祝)は営業致します。

  今月のお休み
  1(月)、8(月)〜13(土)、16(火)、22(月)、29(月)

◎全国へ「浦和の味」をお届けします。

  ヤマト運輸の「クール宅急便」にて、蒲焼の全国発送を始めました。
  商品の代金の他に送料全国一律500円(1件につき)にて発送致します。
  詳しくはお電話にてお問い合わせ下さい。

◎不連続うなぎ小説D 「ベニスの釣人」

  ベネチアでうなぎが釣れる、と聞いたのは梅雨入り間もない山手線の中だった。
  何処からともなく聞こえてきたその話を、「うそだぁ」と思ってはみたものの、
  次の瞬間9月に取ることになっていたリフレッシュ休暇の予定が決まった。
  さっそく航空券、ホテルを手配し、釣り道具、串、炭までも調達した。
  「釣れたらサンマルコ広場の真ん中で焼いて食ってやろう」

  3年振りに訪れた水の都は相変わらずの賑わいだった。
  滞在は4日間、うなぎは夜釣りなので妻はその間教会でのコンサート三昧という
  ことで話はまとまっていた。
  運河で釣りなんかして良いのか全然考えていなかったが、たまに傍らを通る人々
  は驚きながらも様々な国の言葉で励ましてくれた (のだと思う)。
  にも拘わらず初日、2日目、3日目とサオはピクリともしないで最終日、半分ヤ
  ケになってベネチアのど真ん中・リアルト橋の上から糸を垂らした。
  すぐに大勢の人が集まって大騒ぎになったが、その中にベネチア映画祭で来てい
  たたけし監督がいて、「いいぞ、サムライ!」と「コマネチッ」の格好をしなが
  ら声を掛けてくれたのがやたらうれしかった。
  橋の下を行き交うゴンドラのお兄さん達も苦笑いしながらウインクしてくれた。

  その時だった。グンとサオがしなり大観衆にも一気に緊張が走った。
  そこから先はもう夢中、周りもさすが陽気なイタリアン、飲めや、歌えや、踊れ
  や、愛せやの大騒ぎ、10分足らずの格闘の末釣り上げたうなぎは80cmを超
  える超大物だった。

  サンマルコ広場の真ん中で焼いた蒲焼は腕が悪いのか、うなぎが悪いのか、あま
  り美味しいものではなかった。それでも世界中からきた観光客たちは大喜びで
  KABAYAKIを味わっていた。
  今度は、フィレンツェのベッキオ橋で釣ってやろう、と考えている。

                         次回未定



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