
| 山崎屋 今月のお知らせ |
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◎13日(月・体育の日)は営業、翌14日(火)を代休とさせて頂きます。 今月のお休み 6(月)、7(火)、14(火)、20(月)、21(火)、27(月) ◎10月5日(日)の営業について 夜の部は6:00までご予約の為、席数が少なくなっています。 当日は6:20以降のご来店をお勧めいたします。 ◎11月3日(月・文化の日)は営業いたします。 ◎不連続うなぎ小説E 「頑張った人には.....」 部活なんてやってないし、成績もほとんどオール3。背も真ん中だし顔もいまいち、チョコなん て貰ったこともない。でも、好きな女の子ぐらいいるんだ。 中学2年の体育祭を迎えるキムラは密かに燃えていた。 「1500m走で1位になって、コバヤシさんに告白するんだ。」 100m走や、リレーほど華やかさはないものの、1500m走は何回も何回もトラックを回る 為、とにかく目立った。 今日の為ひそかに、たっぷりトレーニングを積み、昨日の夜はパワーをつける為 「お母さん、今日はうな重が食べたいんだ」と、うなぎをとって貰った。 スタートを切ると、サッカー部のマエダが一気に先頭に立った。 「慌てない、慌てない」 自分に言い聞かせペースを守る。 「いけー!キムラー」 クラスのみんなは、キムラの健闘に驚きながらも大声援を送ってくれる。 残り1周で、勝負はマエダとキムラの一騎打ちになった。だが、その差はなかなか詰まらない。 あと100m。その時、先を行くマエダの足が一瞬もつれたように見えた。 「あっ!」 キムラの激しい追い上げにあせったマエダが、最終コーナーで転倒してしまったのだ。 「やったー!、キムラ。すげー」 クラスのみんなは大番狂わせに沸き立っていたが、大事なのはこれからだった。 『鉄とロマンスは熱いうちに』という訳で、大急ぎでコバヤシさんを探して走った。 ところが、校舎の裏で彼を待っていたのは、14才の少年にとってはそれだけで世の中が終わっ てしまうような光景だった。 転倒したマエダの傷を、コバヤシさんが甲斐甲斐しく手当てしていたのだった。 一瞬、体が硬直し、頭の中が真っ白になった。 「うわーっ!」告白用のメモを破り捨て、訳もわからず校門から走り出て行った。 こうしてまた1つ、少年の熱い気持ちが澄んだ秋の空に吸い込まれ、消えて行った。 しかしこの時、走り去るキムラの後ろ姿を見つめる、やがて初めてのチョコをもたらすことにな る別の熱い視線があったことを、まだ彼は知る由もなかった。 ━━━━━━次回未定━━━━━━ |
