山崎屋 今月のお知らせ

(2004年1月1日更新)

◎明けましておめでとうございます。

  新しく若い力が2人加わって、従来のメンバーも刺激を受けてBrush up!
  今年も、ご来店いただいた皆様にご満足いただける様、頑張って
  まいります。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

◎新年は3日(土)より営業致します。
  5日(月)、12日(月・祝)は営業、13日(火)は休ませていただきます。

    今月のお休み
    1(木)、2(金)、6(火)、13(火)、19(月)、20(火)、26(月)

◎不連続うなぎ小説G「キレイな日焼けをする方法」

  おがさわら丸の中は、「わけあり」風の人がいっぱいだ。
  そりゃそうだ、東京から船で26時間、飛行機のまだない島へ行くのは、
  ハワイやヨーロッパへ行くのよりずっと遠い。
  私の「わけ」は、ひどい失恋だった。

  とにかく頭を空にしたくて、父島に着いた翌日から島中を歩き回った。
  強い太陽、まぶしい光、ブーゲンビリア......、東京は真冬だというのに、絶対ここ、
  日本じゃない......。

  数日たったある日、沈船の横たわる海岸を歩く、一人の青年がいた。
  きれいに日焼けをする為だろうか、短パンのすそをまくり上げすぎて、思いっきり
  半ケツが出ている。
  「春には田舎に帰って親父と一緒に店をやろうと思ってたのにさ......。」
  東京でうなぎの板前をやっていたのだが、父が急に亡くなり、故郷に帰る前に
  ここに寄ったという。
  「これからいろいろ大変だろうけど、でもさ、このすごい青さを知らない奴らには
  負けるわけがない、と思えるよな。」
  どこまでも青い海と空を前に真顔でつぶやく彼の言葉は、半ケツと
  まるっきり不釣り合いではあったけど、確かにその通りだな、と思った。

  島中を歩き、木陰で本を読み、山の上で大声で歌った。
  クジラを見て、イルカと泳ぎ、UVなんておかまいなしに砂浜に寝っ転がった。
  そうやって18日間、一日一日、私は元気になっていった。

  港を出る船を、たくさんの島の人たちが見送ってくれている。
  あれほどイヤで逃げ出してきたのに、明日どんな東京が私を待ってくれているか、
  今はすごく楽しみだ。
  あの半ケツ男のうなぎやさん、新しい彼ができたら2人で行ってみよう。
                        ━━━━━━次回未定━━━━━━



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