山崎屋 今月のお知らせ

(2004年7月1日更新)

◎今年の土用丑の日は21日(水)です。
  19日(月)、20日(第3火)は休まず営業致します。
  また、18日(日)、21日(水)、25日(日)は、昼の部は11:00より、
  夜の部は16:30より営業致します。
  18日(日)は「浦和おどり大会」、25日(日)には「おみこしパレード」
  が予定されております。特に、大勢様でご来店の際は、
  それぞれ早めのお時間の方がすいておりますので、どうぞ
  ご利用下さい。

  今月のお休み
    5(月)、6(火)、12(月)、26(月)

◎地方発送を承っております。

  ヤマト運輸のクール宅急便にて、蒲焼の発送を承って
  おります。
  2串以上何串でも、送料500円にて北海道から
  沖縄まで配達日指定にてお送致します。
  お支払いはご来店又は銀行振り込みにてお願い
  いたします。

◎センチュリーシティパーキングをご利用下さい。

  お車でご来店の際、店舗の下が満車の場合は、裏口の特約
  「イールパーキング」、又は浦和ロイヤルパインズホテル地下の
  「センチュリーシティパーキング」(サービス券1時間まで)をご利用
  下さい。尚、1時間を超えた際の追加料金につきまして
  は、ご負担をお願いいたします。

◎不連続うなぎ小説K「真夏の同窓会」

  その頑固なうなぎ屋の主人が倒れたのは、土用の丑の日を3日後
  に控えた夕刻だった。
  もともと心臓を患っていたその主人は、ここのところの暑さでだいぶ
  参っており、70才を超えたその体にもとうとう限界が来てしまった。
  昔は大きくやっていたその店は、今は夫婦2人で営んでおり、自分たち
  の年令のことも考え、実はこの夏で閉店する予定だった。
  その為、なじみの客達に暑中見舞いを兼ね案内を出したところ、
  全国から丑の日に合わせて信じられないぐらい多くのお客様が
  来店することになっていた。
  幸い主人は一命をとりとめたが、とても丑の日に間に合う状況
  ではない。
  途方に暮れた妻は、わらをもすがる思いで、昔、その店で
  働き、巣立っていった梅田に連絡をした。
  「何、そりゃあ大変だ。なーに、大丈夫。おかみさん、あっしに
  任せてくだせえ。」

  懐かしい顔が続々と店に集まってきたのは、前日の夜10:00を
  まわってからだった。
  梅田の他、今では立派に自分の店を繁盛させている近藤に山内、
  東京の名店で腕を振るう太田に田中、和食の名料理人に成長した
  鈴木に、ホテルのソムリエに転身した筒井、山陰の名旅館の女将
  になった京子、芦屋の大きな洋菓子店に嫁いだ後、社長になった順子、
  この店でお新香の漬け方を学び、今ではカリスマ主婦として脚光を
  浴びているヒロミまで、その数は総勢15名にのぼった。
  それぞれ重要な立場で、ホントは抜け出すことなんてできるはず
  が無いのに、皆、お家の一大事に駆けつけたのだった。
  「みんな……、今のお店は?」
  「いーんですよ、おかみさん。こんな時にご恩を返せなくて、
  いったいいつ返せるんですか」
  「そーですよ。こんな時にはスッ飛んで来ようって、みんなで約束
  してたんでさぁ。」
  「何だか、同窓会みたいでみんなワクワクしてるんですよ。」

  翌日、35℃を超える暑さの中、その店最後の営業となる、
  最後の丑の日が始まった。
  最高の職人、完璧なサービスによる夢のうなぎ屋は、たった一日の
  営業ではあったが来店した客達に強烈な印象を残すとともに、
  名店最後の一日にふさわしい盛り上がりを見せた。

  閉店後、病院に見舞った皆を前に頑固な主人は、
  「まったく、こんなに大騒ぎしやがって。てめえの店のことだけ
  考えてろい!」
  と、強がりを言ってはみたものの、目の裏側にはしっかり涙が
  溜まっていたし、ふとんの中ではモソモソと皆に対して合掌していたし、
  何より、せっかく落ち着いていた血圧が、こみ上げてくるものの
  おかげでまた思いっきり上がってしまっていた。
  
           ━━━━━━次回未定━━━━━━



戻る